「美浜町エネルギービジョン」「美浜町エネルギービジョン事業化計画」を改定しました

　町では、原子力との共生を図りながら、原子力に加えて新たに再生可能エネルギー等の導入・利用促進といった「エネルギー構造転換」に向けた取り組みを推進することとして、再生可能エネルギーを活用したまちづくりのあり方・指針を定めた「美浜町エネルギービジョン」を平成28年度に策定しました。
　また、その翌年度には、ビジョンで定めた各プロジェクト実施のための体制や行動計画、課題とその対応等を定めた「美浜町エネルギービジョン事業化計画」を策定し、各プロジェクトを推進してきました。

■美浜町エネルギービジョンとは
(1)原子力発電に加えて、新たに再生可能エネルギー等の導入・利用促進といった「エネルギー構造転換」を進める方向性を示したもの
(2)安全対策や地元企業が活性化できるような経済対策、雇用の確保・創出につながるような地域共生・地域発展のあり方等、将来美浜町が目指すべきまちの姿を示したもの
(3)住民理解の促進を図るとともに、周辺地域・類似都市の模範となるような、エネルギーの取り組みを通したまちづくりのあり方を示したもの

■美浜町が目指す姿(ビジョン)
『美浜×エネルギー』のショーケースとなる次世代拠点づくり
⇒地域資源の地消による、ヒト・カネ・企業の活性化

　町が持つ資源を最大限活用し、町の特性を生かしたエネルギーの取り組みを進めるとともに、その取り組みを町内外に対して「ショーケース」として活用し、次世代のためのまちづくりへとつなぎます。こうした取り組みを通して、地域資源を地域内で消費・域内経済循環を通してヒト・カネ・企業の活性化を目指します。

■計画期間・目標
2030年(令和12年)までに、町域における二酸化炭素総排出量を2013年度(平成25年度)比で25%削減することを目標とします。

　平成28年度に美浜町エネルギービジョンを策定してから、福井県や周辺市町において再生可能エネルギーを活用した計画が策定され、国においても、2050年カーボンニュートラルが掲げられる等、国内外において、脱炭素化に向けた取り組みが加速し、エネルギーを取り巻く状況が急速に変化しています。
　こうした状況変化に対して的確に対応し、再生可能エネルギーの取り組みをより一層積極的に推進するため、ビジョンの改定を行いました。

　今回の改定では、令和3年度に第6次エネルギー基本計画が策定される予定のため、ビジョンのコンセプトや目標等は変更せず、主に次の2点について改正を行っています。
(1)国や福井県、周辺市町の施策動向及びエネルギーに関する動向を記載
(2)美浜町エネルギービジョン及び事業化計画の効果検証を実施し、既存プロジェクトの再編成及び国内外の動向を踏まえた新規プロジェクトを立案

　美浜町エネルギービジョンの推進には、行政だけではなく、町民の皆さんや事業者等の各主体が連携して、エネルギーや環境に対して関心と正しい認識を持ち、立場に応じた事項に取り組んでいく必要があります。
　今後、ビジョンに掲げたプロジェクトを進めていく中で、町民の皆さんや事業者等、関係機関との連携を図りながら着実に推進していくとともに、実施した内容については、広報みはまやホームページ等の媒体を通じて町民の皆さんにお知らせします。